美術・工芸部門 大会を終えて

 今、アートで何ができるのか…コロナ禍の中、その問いに生徒実行委員会と関係者の連携で挑んだ、11月13日の本番はその日、その時点の到達点でした。ヴォーリズ建築や町屋での作品展示、近江八幡の街を散策しての作品鑑賞と交流、ICTを活用した事前交流会や講演会とライブ配信、県内高校の協同制作と市街地展示、A5サイズ横版に街の歴史や文化も盛り込んだ部門パンフレット…参加した人が見て感じ考えた、その全てが答えとなりました。

ラ コリーナ近江八幡見学会
部門開会式(ヴォーリズ学園教育会館)
藤森照信さん講演会(オンライン)
鑑賞交流会(まちや倶楽部2F)
鑑賞交流会(まちや倶楽部1F)
ライブ中継(旧八幡郵便局)

美術・工芸『活動報告(12)~「しがら」の展示、元時計店との出会い~』

 美術・工芸部門の滋賀県内高校の協同制作「しがら」

 大きくて長い和紙(3m×90cm)のインスタレーションの他に、小さな個人制作「レコジャケしがら」と「オリジナルゆるきゃら」作品が、県内高校生から約120点集まってきました。「アートと人と街」をテーマにしたこの大会では、近江八幡の商店街のお店にも、これらの作品を展示してもらいます。

 10月29日の活動では、商店街の方の紹介もあって、元は時計店を営んでおられた店舗を見せて頂きました。展示ケースもそのままで、古い双眼鏡なども置いてありました。時が止まったようなこの空間の、道に面したショ-ウインドウに高校生が描いた「レコジャケしがら」を展示させて頂くことになりました。このほか、金物屋さんの倉庫や欧風雑貨屋さん、仏具屋さん、文具屋さんなどにも作品を展示する予定です。
  街と人がアートでつながったとき、どんなことになるのか…たくさんの方々のご協力があって美術・工芸部門が形になりつつあります。みなさん本当にありがとうございます。

※「しがら」展示場所を探す様子と元時計店

美術・工芸『活動報告(11)~第14・15回生徒実行委員会活動「対話型鑑賞実践講座」と「しがら」展示準備』

 秋季高文祭・高体連期間中(2日間連続)10月28日(木)に第14回、10月29日(金)に第15回として、生徒実行委員会の活動を行いました。

 この2日間の大きな活動は、いよいよ本番も近づいてきたので、鑑賞交流会での対話型鑑賞のファシリテーションの経験を積むことです。水口東高校の縄田先生の指導で、小さな作品を数人のグループで話し合う活動を何度も行いました。その都度、グループ内で反省点を出し合い、共有しました。そして、本番の役割分担、ファシリテーターやそのサポーターの2人組も決まりました。練習を重ねると、作品でないものでも、対話型鑑賞をすることもできます。
 この他、大きな和紙インスタレーション「しがら」(3m×90cm)に展示用のパイプやひもをつける作業を行いました。白雲館に試しに飾ってみると、一瞬で会場の雰囲気が変わりました。本当に近づいてきた本番の雰囲気を感じた一日でした。

※「対話型鑑賞実践講座」の様子

※「しがら」展示のための準備の様子

美術・工芸『活動報告(10)~第13回生徒実行委員会活動「美術展確認」と「対話型鑑賞」』

 10月17日(日)、第13回生徒実行委員会の活動を近江八幡で行いました。久しぶりに全員が近江八幡に集まった一日となりました。

 午前中は、11月13日の本番で実施する鑑賞交流会で、グループで街を巡るコースに含まれている、ボーダレス・アートミュージアムNO-MAの企画展『7億人の他人』を担当学芸員さんのお話と案内で鑑賞しました。この展覧会を参加者とどう見るかをイメージすることが目的で、学芸員さんには展覧会の内容や展示方法等についてインタビューも行いました。この様子は部門パンフレットにも掲載します。

 午後からは、8月に行った「対話型鑑賞」の学習の続編として、京都芸術大学から伊達隆洋先生にお越し頂いて、作品を皆で話しながら見るファシリテーションについての講義を受けました。鑑賞者にとってどのような問いかけが、より広く深い見方や考え方に誘うのか、その際の心がけなどを体験を通して学ぶことができました。また、鑑賞交流会の8つのコースを実際に歩いて、所要時間の計測も行いました。

 盛りだくさんの一日でしたが、本番に向けて新たな知識や体験を得たり確認することで、さらに一歩二歩…準備を進めることができました。

※「NO-MA」展覧会を確認する様子

※「対話型鑑賞の講義」様子

美術・工芸『活動報告(9)~第12回生徒実行委員会活動「しがら」制作とインタビュー~』

 10月3日(日)・7日(日)の2日に分けて、生徒実行委員会の活動を行いました。
委員生徒の中間考査の日程が異なることから、各校の都合がつくどちらかの日に参加する形として、栗東高校と近江八幡を会場として開催しました。
 栗東高校では、滋賀県内の美術部に依頼している協同制作「しがら」の、メイン作品を作りました。この作品は、開会式の会場に飾る予定です。 
 近江八幡では、ヴォーリズ学園ハイド記念館長の辻友子先生にインタビューを行いました。ヴォーリズさんの生き方や思想、人柄や思い出、近江八幡における病院や企業の設立などのお話を聞きました。この内容は、美術・工芸部門パンフレットにも掲載する予定です。
また、近江八幡では、協同制作の展示場所や鑑賞交流会のコース検討なども行いました。
2箇所に分かれての活動となりましたが、10数人ずつの委員が着実に準備を進めることができました。

※「しがら」協同制作の様子
※ハイド記念館長辻友子先生へのインタビューの様子
※鑑賞交流会のコースを考える様子

美術・工芸『活動報告(8)~オンラインによる県内外生徒の事前学習交流会(2)~』

 県外からの参加予定生徒と滋賀の生徒や実行委員による「事前学習交流会」の2回目、建築家 藤森照信さんへの取材活動を9月4日に行いました。

 東京の江戸博物館のご協力でオンライン(Zoom)による藤森先生からのお話と、その後は参加生徒との質疑応答となりました。藤森さんの建築への考え方やこの道に進まれた動機、作品の名付け方や、なぜ高い場所に建物を作るのか、高校生の頃の思い出、時にユーモアを交えたお話やご返答もあり、参加した高校生には大変貴重で、楽しいひとときとなったようです。


11月の本番では、藤森先生が設計された「ラ コリーナ近江八幡」の見学を予定しています。

 

※司会進行は実行委員会の生徒達が行いました
※建築家藤森照信先生への取材会の様子(質疑応答Zoom画面映像)

美術・工芸『活動報告(7)~オンラインによる県内外生徒の事前学習交流会(1)~』

 県外からの参加予定生徒と滋賀の生徒や実行委員による「事前学習交流会」をオンライン(Zoom)で全2回のプログラムとして開催しました。


 1回目の活動は8月20日に実施しました。参加者どうしの自己紹介からはじまり、滋賀大会の説明をしました。第2回活動では、11月の本番にオンラインで講話して頂く建築家の藤森照信さんへ取材することから、藤森さんへ聞いてみたいことを数人の班になって話しあいました。

※司会は実行委員の生徒が行いました
※当日のオンライン交流会の運営の様子

美術・工芸『活動報告(6)~生徒実行委員会制作のプロモーション動画~』

 美術・工芸部門では近江八幡の街全体を会場とします。そのために生徒実行委員会のM班(広報メディア)では、参加者向けの広報動画を制作しています。

 その第一弾として、8月にオンラインで行った事前学習交流会に向けて、近江八幡の街と会場についての紹介動画を制作しました。

※紹介動画の画面映像

美術・工芸『活動報告(5)~生徒実行委員会「対話型鑑賞の講習会(1)」~』

 第9回活動(8月18日に栗東高校で実施)ではオンラインで「対話型鑑賞」についての講習を受けました。講師は京都芸術大学アート・プロデュース学科の伊達隆洋先生です。

 オンライン(Zoom)による実施でしたが、同じものを見ていても他者とは違って見えることや、自分だけでなく他者と共に見ることの意義など、体験を通して学びました。

 「アートとは作品と人の間に生まれるコミュニケーションのこと」というフレーズからも、滋賀大会で目指しているアートによる様々な交流や発見の場という方向を、生徒も教員も確かめることができました。この講習は今後も続く予定です。

※オンラインによる講習の様子

美術・工芸『活動報告(4)~生徒実行委員会「第8回活動(8月8日)より」~』

 この日の活動は、近江八幡にゆかりのある人や施設について知る機会となりました。
色々な人に会い、実際に見て学び知ることで、近畿総文祭と近江八幡の関わりをより深く具体的に考えることにつながります。

・ウィリアム・メレル・ヴォーリズさんについての講話と礼拝体験
(ヴォーリズ学園近江兄弟社高校、ハイド記念館)
・ラ コリーナ(藤森照信さん設計)従業員さんへの取材活動の様子